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声出し応援がナイン鼓舞 東北、センバツ開幕戦で惜しくも敗退

声出し応援が解禁され、スタンドからナインにエールを送る東北の野球部員ら

 第95回選抜高校野球大会が18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。12年ぶりの出場となった東北は開幕試合に登場し、山梨学院に1-3で惜敗した。2004年以来の選抜大会勝利は果たせなかったが、4年ぶりに声出し応援が解禁されたスタンドでは、在校生約140人や選手の保護者らが詰めかけ、大声援を送ってナインを鼓舞した。

「よく頑張った」

 コロナ禍で制限のあった応援は今大会、ほぼ従来通りに戻った。野球部の応援団はブラスバンドの演奏に合わせ、メガホン越しに声を張り上げた。野球部の応援リーダーを務めた新3年の奥田夏七斗(ななと)さん(17)は「元気で楽しく応援すれば、メンバーも元気が出るはず」と力を込めた。

 試合には敗れたものの、保護者からはねぎらいの言葉が寄せられた。

 先発したハッブス大起(新3年)の父、チャーリーさん(53)は「苦しい時でも踏ん張っていた。夢の舞台で少し緊張していたと思うけど、よく頑張ってくれた」と語る。2安打を放った佐藤玲磨(新3年)の父で野球部父母会長の賢さん(47)は「勝ち負けに関係なく、一生懸命やっていた。『よくやった』と言ってあげたい」と話した。

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