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読書感想画コンクール 石巻の2人が全国入賞

賞状を披露する丹内さんと阿部君。中央は宍戸教育長

 第34回読書感想画中央コンクール(全国学校図書館協議会など主催)で、石巻市中津山二小4年阿部維士君(10)の「ぼくのすんでみたいどうくつ」、同市蛇田中1年丹内美佑さん(13)の「光をつかむ手」が優良賞を受賞した。2人は8日、市役所を訪れ、全国入賞を宍戸健悦教育長に報告した。

 本を読んだ感動を絵で表現する読書感想画。中央コンクールは各都道府県の地方審査を通過した小中高生の531点を審査した結果、32点を入賞と決めた。阿部君と丹内さんは石巻地区で特選に選ばれ、県審査で優秀賞を受賞した。

 教育長室で、阿部君は「洞窟の中で山で採れたシイタケを食べたり、風呂を沸かしたりする様子をイメージして描いた。全国入賞できてうれしい。次回も入賞できるよう挑戦したい」と話した。

 丹内さんは「主人公が戦争を乗り越えて前に進めたい思いを表現した。ロシアのウクライナ侵攻など世界で紛争が絶えない中、一人一人が悪いわけではない。戦争で人を殺すのでなく、話し合いで解決したらいい」と平和への願いを語った。

 宍戸教育長は「2人とも表現力がすごい。自分の特技をいろいろな場面で生かし、才能を伸ばしてほしい」と期待した。

受賞作品紹介 - 読書感想画中央コンクール

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