石巻川開き100回目の花火会場は? 実行委、アンケート公表 「開北橋下流」68%
今年100回目を迎える石巻川開き祭りの実行委員会は28日、石巻市民を対象に実施した花火大会会場に関するアンケート結果を公表した。市内3候補地の中から、回答者の約7割が「開北橋下流」を選んだ。祭りは8月4~6日の3日間とする方針で、花火大会は5日、前夜祭の4日は中瀬公園で供養花火を打ち上げる予定。実行委は4月中に花火会場を含む実施計画を決定する見込み。
アンケートは会場選定に市民の声を反映しようと、2月13日~3月10日、インターネットと用紙への手書き記入式で実施。東日本大震災前に会場だった北上川の開北橋下流、震災後に打ち上げ場所としてきた中瀬公園、石巻南浜津波復興祈念公園を候補地とし、希望する1カ所を選んでもらった。
ネット482件、手書き351件の計833件の回答があった。開北橋下流は68.43%の570件、中瀬公園は17.89%の149件、復興祈念公園は13.69%の114件だった。
開北橋下流は豪華な演出と10号玉を含む1万6000発の打ち上げが可能で、東北最大規模の花火大会が期待できる。中瀬公園は中心市街地にあり、近い距離で迫力ある花火を観覧できるのが特長。花火は2.5号玉が最大で、6600発が上限となる。復興祈念公園は豊かな演出が期待でき、5号玉まで、1万発が打ち上げ可能。
花火大会の会場を巡っては、2月に市民有志団体などが中瀬地区とするよう求める要望書と2507人分の署名簿を市などに提出している。
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