石巻かほく杯中学野球大会、開幕　11チーム激闘　完全試合も

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　第３７回石巻かほく杯中学校野球大会（三陸河北新報社、河北新報社主催）が２２日、石巻市の桃生球場、石巻市民球場、河南中央公園野球場の３会場で開幕した。石巻地方１５校から合同を含め計１１チームが出場。頂点を目指し競い合った。

　主会場の桃生球場の開会式では、河南東の山根大和主将（３年）が「指導してくれる先生や支えてくれる家族に感謝しながら、仲間たちと戦い抜く」と力強く選手宣誓した。

　大会は新型コロナウイルス感染防止策を徹底した上で入場制限などは設けずに開催された。各球場には保護者らが訪れ声援を送った。

　準決勝は２３日、決勝戦は２９日。いずれも桃生球場。

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ベスト４決まる

　石巻市桃生球場などで２２日、１、２回戦７試合が行われた。強い風が吹きつける中、熱戦を繰り広げ、蛇田、桃生、石巻、合同チームの渡波・稲井・山下が２３日の準決勝に進んだ。昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなった桃生球場での２回戦河南東－桃生では桃生の主戦佐藤が完全試合を達成した。

　準決勝は第１試合（午前８時４５分）で石巻－渡波・稲井・山下、第２試合（同１０時２５分）は蛇田－桃生が対戦する。いずれも桃生球場。

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１回戦

（石巻市民球場）

河　南　西　　００００２０１－３
河北・飯野川　０００００１０－１

（西）佐藤朋－佐藤拓
（河）菊池、阿部幹（河）－西條玲（飯）
▽三塁打＝西條玲（飯）▽二塁打＝高橋（西）

（河南中央公園野球場）

住吉・万石浦　０００００－０
蛇　　　　田　５１３１ｘ－１０　（五回コールドゲーム）

（住）金沢－高橋
（蛇）高橋、阿部圭、名和－伊藤
▽二塁打＝伊藤（蛇）

（桃生球場）

鳴瀬未来　００００００－０
河南東　　１００３０３ｘ－７　（六回コールドゲーム）

（鳴）尾形陽、石森、尾形陽－高橋
（東）佐々木琉－鈴木
▽三塁打＝伊藤（東）▽二塁打＝伊藤２、高橋悠（東）

２回戦

（河南中央公園野球場）

矢本二　１０００００－１
蛇　田　１００６０１ｘ－８　（六回コールドゲーム）

（矢）辺見、斎藤、木村蓮、鈴木－斎藤、佐藤唯、斎藤
（蛇）野口、高橋－白出、伊藤
▽二塁打＝木村、伊藤（蛇）

【評】蛇田は四回、２本の二塁打など打者１０人の猛攻で一挙６点を挙げた。矢本二は一回に先制したが、二回以降は攻めあぐねた。

　（桃生球場）

河南東　０００００００－０
桃　生　０００２００ｘ－２

（東）高橋遥、山根－鈴木
（桃）佐藤－皆口

【評】桃生の主戦佐藤が１０奪三振の快投で完全試合を達成した。河南東は三回までを２安打に抑えたが及ばなかった。

（石巻市民球場）

石　巻　００１００００－１
河南西　０００００００－０

（石）後藤－平居
（西）高橋－佐藤拓
▽二塁打＝吉田、菅原（西）

【評】石巻が零封勝ち。主戦後藤が直球を軸に３安打に抑えた。河南西は長打で好機をつくるも最後までホームが遠かった。

（石巻市民球場）

矢本一　　　　　　２００００４０－６
渡波・稲井・山下　００００７０ｘ－７

（矢）須田、渡辺－三浦
（渡）遠藤（渡）浅野（稲）遠藤（渡）－渡辺（渡）
▽三塁打＝遠藤（渡）

【評】３校連合が逆転勝ち。０－２の五回に相手投手陣の乱調につけ入り、７点を奪った。矢本一はリードを守り切れなかった。