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夏漁の花形カツオ、キハダ初水揚げ 例年より1週早く 石巻魚市場に活気

ベルトコンベヤーでサイズごとに仕分けられる生鮮カツオ=22日午前7時20分ごろ

 石巻市の石巻魚市場に22日、生鮮カツオとキハダマグロが今季初めて水揚げされた。例年より一週間ほど早い夏漁の花形登場に、場内は活気づいた。

 福島漁業(八戸市)所有の巻き網船「第83惣宝丸」(329トン)が、21日に八丈島の東沖で漁獲したカツオとキハダマグロそれぞれ3トンを水揚げした。

 カツオは1尾2.5~3キロ、マグロは30キロほどの中型が主体。1回目の入札で、キハダマグロが1キロ当たり650円、カツオは950~730円と、ご祝儀相場も手伝って、高値で取引された。

 第83惣宝丸の佐藤清幸漁労長(69)=石巻市雄勝町出身=は「どちらも脂がしっかり乗っている。このまま順調に水揚げが続いてほしい」と話した。

 水揚げされたカツオとマグロは県内のスーパーなどに出荷される。石巻魚市場の佐々木茂樹社長は「例年より早い登場で市場としてもありがたい。より本格化したらもっといいものが出てくるだろう」と期待した。

 漁期は大型連休を除き、8月ごろまで続く見込み。

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