閉じる

(579)通夜の家田植えの話まぜこぜに/武田伸一(1935年~)

 葬儀の前夜、お通夜の席では家族や親戚、親しい知人が集まり、棺(ひつぎ)の故人を守ります。長い一晩ですから、亡くなった方の懐かしい話はもちろん、自分たちの近況や雑談と話の種は尽きません。この句はちょうど田植えの時期。蝋燭(ろうそく)を灯(とも)しながらも、もう植えたか、そっちはいつか、あの頃はこうだ…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ