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園児、田植え体験に大はしゃぎ 石巻・長浜幼稚園、神戸国際支縁機構

田植えに挑戦する園児たち

 東日本大震災の復興支援に取り組む神戸市の社団法人「神戸国際支縁機構」は16日、「復興米」作りを続ける石巻市渡波の水田で田植えを実施した。米作りは今年で12回目。

 同市さくら町2丁目の私立長浜幼稚園(園児118人)の年長園児40人らが協力した。機構が江戸時代の農法や自然の豊かさ、大切さを学んでほしいと企画。約4アールの田んぼにひとめぼれの苗を手作業で植えた。

 田植えを初めて体験した園児たちは泥だらけになりながら一生懸命に苗を植えた。途中にはオケラやカエルを見つけて大はしゃぎし「楽しかった。水が冷たく、土は軟らかかった」と笑顔だった。

 苗は有機栽培で育てられ、9月下旬に刈り取る予定。天日干し後に脱穀し、収穫祭で振る舞ったり地域住民らに提供したりする。

 機構は震災直後から同市で支援活動を続け、今回が142回目の訪問。岩村義雄理事長(74)は「活動の原点は石巻。これからもボランティアをずっと続けていく」と話した。

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