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<歴史エッセー 仙台大空襲の全記録(3)>7割はやけどによる死亡だった ―― 石沢友隆(郷土史家)

 B29の大編隊は、昭和20年(1945)7月10日未明、ベテラン操縦士が搭乗する12機の先導機に誘導され、高度3000~3200メートルで北上しながら仙台市街地に侵入してきた。

 この日、仙台の最高気温21・3度、最低気温15・3度、夏にしては寒い曇りの日だったが、夜8時過ぎには雲ひとつない星空にな…

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