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東松島・産業用地で全3社、営業開始 自動車販売会社そろう にぎわい創出へ期待

自動車販売会社3社が営業を始めた柳の目地区産業用地

 東松島市が県石巻合同庁舎西側に整備した柳の目地区産業用地に17日、日産プリンス宮城販売(仙台市宮城野区)石巻港インター店がオープンした。同産業用地に進出した自動車販売会社3社の全店舗が営業を開始した。各社が立地する北工区の南側では商業施設や宅地の整備計画があり、人口減少対策やにぎわい創出への効果が期待される。

 石巻港インター店は石巻市大街道東の石巻店が移転し、敷地約4000平方メートルに約1300平方メートルの鉄骨平屋の店舗を新築。ショールームや納車ルームのほか、車検や整備を手がける工場部分は9台分の設備を確保し、空調も備えた。駐車場には電気自動車の急速充電器2基を設置した。

 17日に同店で竣工式があり、橘川泰介社長は「石巻店は営業開始から61年の歴史があるが、東日本大震災の影響を受け老朽化も進んでいた。最新の設備でお客さまに寄り添った店づくりができると思う。地域に長く愛される店を目指したい」と述べた。

 立地するのは市道小松赤井線と三陸沿岸道に挟まれた北工区3.8ヘクタールの一角。市が土地を買い取って4区画を整備し、6月に宮城日野自動車石巻営業所、7月にネッツトヨタ仙台石巻港インター店が営業を始めた。ネッツトヨタ仙台の店舗にはダイハツの店舗が併設。1区画は石巻合庁の職員駐車場として使用されている。

 渥美巌市長は「この地域は石巻西高や合庁、石巻あゆみ野駅が近く、大型店の進出や市が宅地を提供する計画を進めている。にぎわいを創出できる場になると期待している」と話した。

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