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芭蕉も焦がれた中秋の名月 宮城・松島

 旧暦8月15日の「中秋の名月」に当たる29日、東北地方はおおむね晴れ間が広がり、夜空に満月が浮かんだ。宮城県松島町では、奥の細道を旅した松尾芭蕉が「まづ心にかかりて」と記し、心を引かれた「松島の月」が島々を照らした。

 中秋の名月は暦と月の満ち欠けの周期の関係で必ずしも満月にはならない。今年は202…

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