県議選、告示まで1週間 石巻・牡鹿区、現新6氏対決か 東松島区、無投票の公算
任期満了に伴う県議選は、13日の告示(22日投開票)まで1週間となった。石巻・牡鹿選挙区(定数4)=石巻市、女川町=は、現職4人、新人2人が立候補を表明し、8年ぶりの選挙戦が確実。全候補が後援会事務所開きを終え、総決起集会を開いて士気を高めるなど前哨戦が活発化している。東松島選挙区(定数1)=東松島市=は現職以外に動きはなく、無投票の公算が大きい。
■石巻・牡鹿選挙区、前哨戦活発
石巻・牡鹿選挙区は、それぞれ7選に挑む自民党の佐々木喜蔵氏(74)と立憲民主党の坂下賢氏(61)、4選を目指す共産党の三浦一敏氏(73)、6選を狙う無所属の本木忠一氏(66)の現職4人、ともに新人で、日本維新の会の元石巻市議佐藤雄一氏(44)と、無所属の元高校教諭橋浦清紀氏(59)が立候補する。
佐々木氏は各地を回り、支持固めに注力。2日に開いた総決起集会には約280人の支持者が集まり、結束を確認した。
坂下氏は各地域へのあいさつ回りを中心に、地盤を固める。総決起集会を9月30日に実施し、約350人が駆け付けた。
三浦氏は個人演説会を開くなど、子育て世代といった新たな支持層開拓に力を入れる。16日は開北会館、17日は水押集会所で開く。
本木氏は丹念に支持者宅や企業を回り、支持固めを進める。各地に張り巡らせた後援会組織が精力的に動き、票の上積みを図る。
佐藤氏は9月27日に石巻市議を辞職。同30日には仙台市であった党県組織による合同決起集会に臨み、臨戦態勢に入った。
橋浦氏は地元の河南や蛇田両地区などで浸透を図る。つじ立ちの他、14日はJR石巻あゆみ野駅前で街頭演説し支持を訴える。
9月1日現在の有権者は12万2355人(石巻市11万7292人、女川町5063人)。
■東松島選挙区、現職以外に動きなし
東松島選挙区は3選を目指す自民党現職の高橋宗也氏(61)が盤石の構えで臨む。
後援会事務所開きでは、国政や県政とのパイプ役を引き続き担う決意を示した。今後は市内全域をあいさつ回りし、浸透を図る。
9月1日現在の有権者は3万2886人。
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