アカペラで園児と交流　女川中生11人とＡＷＳメンバー、保育所訪れ披露

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　女川町女川中（生徒１０１人）の総合的な学習の時間で行われる「潮活動」でアカペラを学ぶ生徒１１人と、東日本大震災の被災地を歌で支援する大学・社会人グループ「Ａｌｗａｙｓ　Ｗｉｔｈ　Ｓｍｉｌｅ」（ＡＷＳ、本部・東京）のメンバー１０人が９月２２日、町立のしおかぜ保育所を訪れ、園児の前で歌声を披露した。

　生徒は１～３年生、ＡＷＳは東北大や岩手大の学生と社会人が参加。中学生に学外での発表の場と、子どもたちとの交流の機会をつくろうと企画された。

　生徒らは、年長児１６人を前に「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」と、映画「ＳＴＡＮＤ　ＢＹ　ＭＥ　ドラえもん　２」の主題歌「虹」を披露。ベースやパーカッションなどのパートに分かれ、息の合ったハーモニーで歌うことの楽しさを伝えた。

　歌い終わると、園児たちが大きな拍手を送った。女川中３年の阿部泰和さん（１５）は「レパートリーを増やして、もっと子どもたちを喜ばせたい」と話し、２年の遠藤摘希さん（１４）も「町内のイベントにも出られるように、今後も頑張る」と意欲的だった。

　潮活動では、自然科学の実験をする「アトム倶楽部」や地域に伝わる「潮騒太鼓」「江島法印神楽」といった伝承活動にも取り組む。

　ＡＷＳはボーカルグループ「ゴスペラーズ」の北山陽一さんが代表を務める一般社団法人。東京や東北などの学生、社会人が多数所属し、月に１度、女川町などで、歌の指導やアカペラを披露している。