五輪選手とリレー 小中高生ら70人、陸上の基礎学ぶ 石巻
日本トップレベルの陸上選手から指導を受ける「陸上競技クリニックin石巻」(実行委員会主催)が3日、石巻市南境の石巻専修大であった。市内のスポーツ少年団に所属する小学生や陸上部員の中高生ら約70人が参加し、基礎トレーニングなどを学んだ。
講師は2016年リオデジャネイロ五輪の400メートルリレーで銀メダルを獲得した飯塚翔太選手、12年ロンドン五輪のやり投げで10位のディーン元気選手、21年東京五輪の400メートルリレー代表兒玉芽生選手、22年世界選手権の1600メートルリレー4位の佐藤風雅選手、23年日本選手権で走り幅跳び2位の竹内真弥選手が務めた。石巻市出身でクリニックに参加経験がある中央大2年の佐藤美里選手も指導に当たった。
参加者は3グループに分かれ、走るフォームや走りにつながる基本動作、筋力トレーニングの方法を実践。講師を交えた混合チームでリレー競争も行われた。
石巻市陸上スポーツ少年団に所属する東松島市大塩小4年阿部伊織君(10)は「いろいろな選手に会えてうれしかった。ジャンプ力があって足も速くてすごいと思った」と話した。
飯塚選手は「横で一緒に走ることでトップ選手の体の動きや大きさを感じてもらい、刺激やモチベーションにつなげてもらえたらうれしい」と語った。
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