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海水浴場、誰でも安全に 石巻で関係団体交流会 県内3団体が取り組み報告

ユニバーサルビーチの活動について意見を交わした交流会

 県内の海水浴場で障害の有無に関わらず誰でも安心安全に楽しめる環境づくりを進めようと、「宮城県ユニバーサルビーチ関係団体情報交流会」が10月29日、石巻市ささえあいセンターで開かれた。

 同市十八成浜など、石巻市の海水浴場を中心に活動する任意団体「石巻ユニバーサルビーチ委員会」が主催。関係者約20人が出席した。同市と仙台市、七ケ浜町で活動する3団体が取り組みを報告し、意見を交わした。

 石巻ユニバーサルビーチ委員会の野津裕二郎代表は、これまでの活動で石巻や東松島市、登米市などの8歳から30代までの脳性まひ、肢体不自由、視覚障害などの障害のある人が、看護師ら有志の協力を得ながら海水浴を楽しんだ事例を紹介した。

 「家族単体で訪れた際も楽しめるよう、ハードルをどこまで下げられるかが課題だ。ふらっと立ち寄っても入れるビーチになることを目標に、寄付や協賛企業なども募集していければ」と話した。

 神奈川県などを中心に活動する特定非営利活動法人「湘南バリアフリーツアーセンター」の榊原正博理事長による講話もあった。

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