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街の活性化へ社会実験 憩いの場2カ所設け、活用調査 10日まで・石巻

社会実験でテーブルやいすが設置されたJR石巻駅前。キッチンカーが出店する日もある

 石巻市の中心市街地の商店主らでつくる「石巻かわまちエリアマネジメント検討会」が、街中の活性化に向けて社会実験を行っている。JR石巻駅前と立町大通りの空き地の2カ所に憩いの場を設け、利活用の可能性を探る。10日まで。

 社会実験は「居心地が良く歩きたくなるまちなか」を目指し、10月28日に始まった。市民や観光客が立ち寄れるよう、2カ所にテーブルやいすを設置。アウトドアをテーマにした立町大通りの空き地には、ハンモックも用意した。

 「まんがの日」(11月3日)にちなみ、石巻駅前会場には3~5日、漫画本30~40冊ほどを置き自由に読んでもらう。キッチンカーが出店する日もある。

 両会場にはカメラを設置して利用者数や年齢層、滞在時間などを調べるほか、利用者へのアンケートも行う。結果を検証し、中心市街地の将来ビジョンづくりに生かす。

 事務局を担う街づくりまんぼうの刈谷智大さん(37)は「まちづくりに生かすため、たくさんの人に足を運んでもらい意見を聞かせてほしい」と呼びかける。

 午前10時~午後5時。キッチンカーの出店情報など詳細は、「石巻マンガロード」のサイト内にある社会実験の特設ページで確認できる。

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