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(737)ガラス窓壊れてしまふよい天気/富澤赤黄男(1902~1962年)

 季語のない無季の句ですが、空の晴れ渡った爽やかな日が思い浮かびます。天気が良すぎてガラスが壊れてしまった、という空想の句とも読めますし、何かの理由で窓が割れてしまったけれど、それはそうとしてなんて良い天気なのだろう、と意味を分けて受け取ることもできます。窓は内と外を隔てるために人工的に作られた物で…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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