初日の出、女川照らす 駅前商業エリアにぎわう
新年を迎えた1日、女川町のJR女川駅前商業エリアは初日の出を拝みに訪れた人たちでにぎわった。
東日本大震災からの復興で整備されたテナント型商店街「シーパルピア女川」は、駅から海に向かって伸びるれんが道のプロムナードの先に、初日の出が昇るように設計されている。今年も多くの住民らが駅の展望台などに集まり、日の出を待った。
午前6時半ごろ、雲の切れ間から日の光が漏れ始め、7時10分ごろには海をキラキラと輝かせながら太陽が顔を出した。オレンジ色の温かな光がれんが道に向かって真っすぐ差し込むと、見ていた人は写真を撮ったり、「きれいだ」と感想を言い合ったりしていた。
昨年に続き訪れた石巻市美園のパート従業員畑成美さん(41)は「れんが道を通して見る海と初日の出はきれいだった」と話した。新年の抱負については「今年は体調を万全に整え、初めてのことに挑戦したい」と語った。
商業エリアでは鮮魚店「お魚いちば おかせい」が、ホタテのクリームスープ300食を来場者に振る舞った。
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