学校安全へ不審者対策進める 通学路の危険箇所を点検 石巻市議会一般質問
石巻市議会2月定例会は15日、本会議を開き、一般質問を続けた。学校の安全対策を巡り、市教委は過去3年間の不審者の出没件数が2021年度は59件、22年度は50件、本年度は今月5日現在で46件だったと報告した。
市内では全ての学校と園で「学校安全マニュアル」を作成し、不審者の侵入を防ぐ対策や遭遇した場合の対応などを記載。大阪教育大付属池田小の殺傷事件を教訓に始まった学校安全の認証制度「セーフティプロモーションスクール(SPS)」に15校が認証され、市町村別の認証数では全国一となっている。
宍戸健悦教育長は「今後も引き続き児童生徒を守ることを最優先に不審者対策を進めていく」と述べた。
市内の通学路の危険箇所を尋ねる質問もあり、市教委は本年度の通学路調査の結果と対応を明らかにした。市内の小中学校から報告された対策要望箇所は小学校22カ所、中学校5カ所の計27カ所。内訳は横断歩道や歩道の新設、路面補修、道路改良などで、学校を含めた関係機関で全ての箇所で合同点検を実施した。
国道398号の縁石設置など6カ所は対策済みで、8カ所で対策を実施中。残る13カ所は法令の問題などで対策が難しく、各学校が児童生徒に安全指導を行っている。
鈴木良広、都甲マリ子、宇都宮弘和の3氏が質問した。
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