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温室効果ガス排出ゼロへ連携 石巻市、東京の企業と協定 公共施設にEV充電器設置促進

協定書を交わした本郷氏(左)と斎藤市長

 石巻市は21日、市内公共施設への電気自動車(EV)充電インフラ設置を共同で進める「Terra Charge(テラチャージ)」=東京=と連携協定を結んだ。2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を目指す取り組みで協力する。

 協定の連携項目は(1)地域のカーボンニュートラルに向けた取り組み(2)EVの普及促進(3)公共施設へのEV充電インフラの設置と管理-の3点。

 市内では9カ所の公共施設に計18基のEV充電器などを設置し、2月に稼働した。今後は導入済みを含めて35カ所に計100基の設置を目指している。

 市役所で締結式があり、斎藤正美市長と同社EV充電事業部の本郷真平自治体統括責任者らが出席した。

 斎藤市長は「EV充電インフラの整備がカーボンニュートラルへの取り組みにつながると期待する。交流人口を増やすためにも、充電できることで1人でも多くの人に来てほしい」とあいさつした。

 本郷氏は「当社として東北で初めてEV充電器を設置できた。単に充電するだけでなく災害時は充電器を無償開放できる。地域内の防災レジリエンス向上にも貢献し、包括的にサポートしたい」と述べた。

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