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子どもの居場所増やそう フリースクールやプレーパーク、石巻のNPOが活動報告

参加者は自己紹介し、それぞれが思い描く子どもの居場所について意見を交わした
これまでの活動を報告し、未来の展望を語る田中さん

 子どもの支援活動を展開する石巻市の認定NPO法人「こども∞(むげん)感ぱにー」(通称こどぱにー)の活動を振り返り、未来に向けて意見を交わす報告会が20日、同市穀町の市ささえあいセンターであった。

 「石巻の子どもとみんなで一緒にできること」と題して、活動報告やトークセッション、グループワークなどを実施。地元の民生委員や市内外のNPO法人職員ら約80人が参加し、子どもが抱える社会課題などについて理解を深めた。

 こどぱにーは2013年に創設。東日本大震災で被災した同市渡波、鹿妻両地区を中心に、子どもの遊び場づくりなどの課題に向き合いながらプレーパークなどを運営してきた。現在は不登校の問題などにも目を向け、フリースクール事業にも力を入れている。

 代表理事の田中雅子さんは「石巻以外にも広い地域を視野に入れて活動し、子どもたちがいつでも行ける居場所を増やしたい。学びの選択を広げられる学校づくりにも取り組みたい」と語った。

 トークセッションでは、実際にプレイパークやフリースクールを利用している小学生が登壇。たき火やキャンプなど、こどぱにーでしか体験できない活動の魅力を伝えた。

 参加者が11班に分かれて話し合うグループワークもあった。「あなたが想(おも)い描く子どもの居場所」をテーマに、プレーパークのイメージや子どもにとっての良い居場所について意見を共有した。

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