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ベトナムと亘理、おいしい交流 宮城県亘理町民と留学生がカフェイベント 「フォー」「イチゴ」など並ぶ

 亘理町民と仙台市在住のベトナム人留学生が交流するイベント「ワールドカフェ・ベトナム文化紹介」が20日、町中央公民館であった。家族連れなど約30人が集い、現地の料理やコーヒーを味わいながら異文化コミュニケーションを楽しんだ。

民族衣装のアオザイ姿で町民と交流するブイさん(右)

 地元のボランティア団体「国際交流協会わたり」(WIA)が主催。ベトナム南部の沿岸都市ニャチャン出身で、宮城学院女子大英文学科1年のブイ・レ・ニーさん(20)=仙台市青葉区=をゲストに招いた。

 会場には、WIA役員が調理した鶏肉とモヤシ、ネギ入りの米粉麺「フォー」や、ベトナム産インスタントコーヒー、同国で日常的に飲まれる「ハス茶」、亘理産イチゴなどが並んだ。

 ブイさんは「小さい頃、テレビアニメ『ドラえもん』や『美少女戦士セーラームーン』で日本語が大好きになった」と自己紹介。

 「栄養があり優しい味のフォーは、母国では朝ご飯としてよく食べられる。ブラックコーヒーに練乳を入れて甘くするベトナム風の飲み方は現地の女性に人気だ。ハス茶は安眠効果がある」と解説した。

 WIAの渡辺愛子代表は「人材不足などで亘理に暮らす若い外国出身者が増えている」と指摘。「町民と外国人がお互いの違いを尊重し合いながら同じ地域で生活していけるように、今後もこのようなイベントを計画したい」と語った。

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