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津波にのまれ…漂流3時間「何で俺だけ助かったんだ」 宮城・元南三陸消防署員が封印していた被災体験を語る

 宮城県気仙沼市の市東日本大震災遺構・伝承館の館長に4月に就任した及川淳之助さん(69)が29日、来館者に初めて被災体験を語った。及川さんは南三陸消防署(南三陸町)で津波にのまれ、志津川湾を漂流した後に生還したが、同僚10人は犠牲になった。「何で俺だけ助かったんだ」。時折言葉を詰まらせながら壮絶な体…

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