閉じる

小学校の運動会シーズン前に 速く走るこつ指導、「短期かけっこ教室」好評 石巻

子どもたちに走る楽しさなどを伝える坂本さん(右奥)
ミニハードルを使って、走るリズムを習得する小学生

 運動会シーズンを前に、小学生が速く走るこつを学ぶ「短期かけっこ教室」が石巻市総合体育館で開かれている。ヨガや鬼ごっこの要素を取り入れながら、全5回で正しい姿勢などの技術を楽しく得られると好評だ。

 2回目となる4月26日は、100メートル走やリレーなどで1位を目指す子どもたちが楽しく練習に取り組んだ。ヨガを取り入れた準備体操や鬼ごっこ、ミニハードル走など、トレーニングを楽しめる要素を盛り込んでいる。最後は本番の徒競走と同様にスタートを切り、体育館を思いっ切り駆け抜け、汗を流した。

 走るのが得意な石巻小2年松本興君(7)は「周りの友達がどんどん速くなり、追い付きたくて練習している。教室は楽しくて、少しずつ練習の成果が付いてきている。今年も運動会で1位を取りたい」と練習に打ち込んでいた。

 身体能力に合わせて2コースに分かれ、1、2年生コース17人、3~6年生11人が参加する。講師はジュニアスポーツ指導員の坂本佳那さん。4月19日に始まり、今後は真っすぐ走るこつや姿勢、リズムの習得を重ね、リレーなどの模擬練習を通して走り方を極めていく。

 陸上教室などを開く坂本さんは「走ることは、いろんな場面で体を動かす基本になる。今後のスポーツライフに生かしてほしい」と語る。

 市スポーツ協会の「いしのまき総合スポーツクラブ」が主催。スポーツ少年団などに入っていない子どもも運動を楽しみ、上達できる場の提供を目的に行っている。既に申し込みは締め切った。

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ