(888)初節句抱けどあらがふこと覚え/仙田洋子(1962年~)
5日は端午の節句です。菖蒲(しょうぶ)飾りなどで家の邪気を払い、鯉幟(こいのぼり)や五月人形を飾って男の子の成長を祝います。生まれて初めて迎える端午の節句を特に、初節句といいます。写真館で衣装を着て、記念写真を残すこともあるでしょうか。ついこの間までは外界を認識できず静かに抱かれていた子も、周囲に…
関連リンク
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- ・(884)男らの藤七温泉雪残る/坪内稔典(1944年~)
- ・(883)ふはふはのふくろふの子のふかれをり/小澤實(1956年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。