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コンニャクの花咲く 石巻の渡辺さん宅で21年ぶり

渡辺さん方で開花したコンニャクの花

 石巻市飯野の渡辺仁義さん(82)方で、数年に1度しか咲かないコンニャクの花が8本咲いた。4月末に畑から芽が出ているのに気づき、自宅に持ち帰って鉢に植え替えた。赤紫色で高さ1メートルほどに育ち、大型連休の間、花を咲かせた。

 渡辺さんは長年、コンニャクを栽培している。2003年にも咲いた花を写真に収めており、21年ぶりの出来事だという。「本来は冬に収穫するものだったが、サイズが小さかったので畑の違う場所に植え直していた。なぜ今年咲いたのだろうか」と驚く。

 花は腐敗臭を放ち、連休の終わりを告げるようにしおれてしまった。渡辺さんは「開花は近年の温暖化が影響しているのだろうか。珍しいので友人にもあげた。縁起物だと信じ、良いことがあると期待している」と笑顔で話した。

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