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(910)とめどなく水の花びら湧くいづみ/落合水尾(1937年~)

 泉から次々と湧いてくる水を「花びら」と表現した。池や沼はくぼ地に水が自然にたまった所で濁りがあるが、泉は地中から湧き出て流れているのでそのまま飲めるほどきれいだ。この句で思い出したのが、チェルノブイリ原発事故の後に、汚染された村に数十人の老人と一人の青年が残り暮らす記録映画のこと。そのよりどころと…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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