(910)とめどなく水の花びら湧くいづみ/落合水尾(1937年~)
泉から次々と湧いてくる水を「花びら」と表現した。池や沼はくぼ地に水が自然にたまった所で濁りがあるが、泉は地中から湧き出て流れているのでそのまま飲めるほどきれいだ。この句で思い出したのが、チェルノブイリ原発事故の後に、汚染された村に数十人の老人と一人の青年が残り暮らす記録映画のこと。そのよりどころと…
関連リンク
- ・(909)まつしろに花のごとくに蛆湧ける/高柳克弘(1980年~)
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- ・(905)蟻が蟻銜(くは)へて急ぐ雨催ひ/山田桂(1947年~)