(953)鵜とともに心は水をくぐり行く/上島鬼貫(1661~1738年)
鵜(う)というと、かがり火に集まるアユを捕る長良川の鵜飼を思い出しますが、そんなに大仰な存在ではなく、海や川にごく普通にいる鳥です。海を眺めていると、視線の先の鵜がぽちゃんと沈むのを見ることがあります。潜った先を観察しますが、なかなか姿を現しません。波が代わる代わる打ち寄せ、潮目が動いていくのが見…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。