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雲突く迫力、ブルーインパルス曲技飛行 松島基地航空祭 ファン3万人歓声

三角形の隊形を維持しながら、カメラを構える来場者の真上を通過するブルーインパルス
県内外から航空ファンなど約3万人が詰めかけた

 航空自衛隊松島基地(東松島市)の恒例イベント「松島基地航空祭」が25日、同基地で開かれた。曲技飛行チーム「ブルーインパルス」のアクロバット飛行が来場者3万640人(基地発表)を魅了した。

 ブルーインパルスは午前と午後の2回飛行した。この日は、雲が低く垂れ込めるあいにくのコンディション。午前の部は編隊飛行が中心だったが、雲が少なくなった午後は、背面飛行や急旋回を伴う迫力満点のアクロバット飛行を繰り広げた。

 1機の周りを別の1機がらせんを描いて飛ぶ「コーク・スクリュー」、背面飛行の2機が至近距離で交差する「タッククロス」などが次々と披露されると、来場者から大きな拍手と歓声が上がった。

 七ケ浜町から父の昭さん(45)と訪れた同町汐見小3年の加藤諒真さんは「隊列がとてもきれいで、アクロバット飛行もすごかった」と喜んでいた。

 基地所属のF2戦闘機、空自三沢基地の最新鋭ステルス戦闘機F35Aなども飛行。松島救難隊による救助訓練なども行われた。悪天候が予想されていたこともあり、来場者は昨年の約4万人から減少した。

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