閉じる

(997)小説の空白行を鳴く蟋蟀(こおろぎ)/村井沙紀(2006年~)

 小説を読んでいる。その時、ふっとこおろぎの音が飛び込んできた。内容はただそれだけのことだ。むろん、こおろぎは以前からずっと鳴いていたのだが、没入していた世界に裂け目のように現れた空白に、外界の音が流…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ