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はねこ踊り、舞う 寺崎八幡神社、大祭8年ぶり 石巻・桃生

鮮やかな衣装を身にまとい、地区内の通りで舞を披露する寺崎はねこ踊り保存会のメンバー

 石巻市桃生町寺崎地区で15日、4年に1度の「寺崎八幡神社大祭典」(執行委員会主催)があった。前回は新型コロナウイルス感染拡大で中止されており、今回は8年ぶりの開催。雨が降る中、みこしや市の無形民俗文化財「はねこ踊り」が通りを練り歩き、家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 地区内の県道河南米山線を中心に実施。氏子らがみこしを担ぎ上げ、威勢よく地区を回った。はねこ踊りは寺崎はねこ踊り保存会などが披露し、華やかな舞で沿道の見物客を魅了した。稚児行列や獅子舞も披露された。

 おはやしに合わせて沿道で踊っていた地区内の遠藤歩果(ほのか)ちゃん(4)は「音が大きくて少し怖かったけど、楽しかった」と笑顔だった。母の恵美さん(36)は「子どもには祭りを通して地元を好きになってもらいたい」と話した。

 執行委総務委員長の岸野正幸さん(69)は「祭りには地区外に出た住民も戻ってきて参加してくれる。ずっと続くように子どもたちに継承していきたい」と話した。

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