(1006)秋雨の闇どつと開く無人駅/桐野晃(1980年~)
秋雨の闇は、ことに深く感じられる。車掌さんのあの独特の調子で駅名を読み上げるアナウンスの後、どっとドアが開き、静かな闇が外に広がる。無人駅で電車のドアが全自動で開くことは考えにくいから、2両編成程度…
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