(1006)秋雨の闇どつと開く無人駅/桐野晃(1980年~)
秋雨の闇は、ことに深く感じられる。車掌さんのあの独特の調子で駅名を読み上げるアナウンスの後、どっとドアが開き、静かな闇が外に広がる。無人駅で電車のドアが全自動で開くことは考えにくいから、2両編成程度…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。