閉じる

シーズン本番、秋山の遭難事故に備え仙台南署などが救助訓練

登山コースの急斜面を下る署員ら

 秋山シーズンの遭難事故に備えようと、仙台南署と県山岳遭難防止対策協議会仙台南支部救助隊は5日、仙台市太白区の大東岳(1365メートル)で救助訓練を行った。

 参加した約20人が2班に分かれ、午前7時ごろに裏コースと白糸の滝登山口からそれぞれ入山。前日までの雨の影響で足元が滑る中、コースの目印や危険箇所を確かめながら約6時間歩いた。ヘリコプターでの救助を想定し、上空で待機する県警ヘリと地上の署員が無線やハンドサインで連絡を取り合うなど航空隊との連携も確認した。

 終了後、菅原優署長は「登山としては最悪のコンディションだったが、いい訓練になった。いつでも出動できるよう、万全な装備と準備を重ねていく」と話した。署は春、秋、冬の年3回、訓練を実施している。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

ライブカメラ