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神割崎の倒木、撤去 石巻地区森林組合が作業 幻想的な日の出、見頃は24日ごろから

 石巻市と南三陸町の境にある神割崎で18日、景勝地の割れた大岩の間に倒れていたマツが撤去された。倒木は9月末に発見され、両市町が大岩の間から朝日が昇る今月下旬までに取り除こうと準備を進めていた。

大岩の間から撤去された倒木

 撤去作業は同市の石巻地区森林組合が担った。大型クレーン車のワイヤを木に巻き付けて岸まで引っ張り、チェーンソーで三つに切り分けてからつり上げた。倒木は長さ約10メートル、根元の直径が約50センチ、重さは約1.2トンで、樹齢は推定70年。松くい虫の被害や風雨が折れた原因とみられる。

 市北上総合支所によると、倒木は9月29日、現地を訪れた住民から連絡があった。両市町が協議し、費用を折半して撤去することを決めた。神割崎では2020年8月にも大雨の影響とみられる倒木を両市町が撤去した。

 神割崎は2月中旬と10月下旬ごろ、大岩の間から朝日が昇り、幻想的な光景が観光客や写真愛好家の人気を集める。今月は24日ごろから1週間ほど見られるという。総合支所の担当者は「訪れた人に安心して見てもらえる。タイミングよく撤去できてよかった」と話した。

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