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色彩模様いしのまき<オレンジ> 岩間に昇る神秘の朝日 神割崎(石巻市北上町南三陸町戸倉)

割れた岩の間にゆっくりと昇る朝日。打ち寄せる波を神々しく照らす
岩場へつながる遊歩道の入口には、神割崎の伝説が書かれた案内板が立てられている

 二つに割れた岩の間から朝日が昇り、空と海を幻想的に照らす。石巻市と南三陸町にまたがる景勝地の神割崎では、例年10月下旬と2月中旬にこの光景が見られる。

 神割崎には、浜辺に打ち上がったクジラの所有権を巡り現在の石巻市北上町側と南三陸町戸倉側の隣り合う集落が争っていた際に雷が落ち、割れた岩が磯の境界を示したことでクジラを仲良く分け合ったとの伝説が残る。

 午前6時半ごろ、水平線にかかった雲から太陽が顔を出すと、岩場に集まった観光客やカメラマンが一斉にシャッターを切った。自然が織りなす光景は刻々と表情を変え、朝日がゆっくりと上昇するにつれて打ち寄せる波が神々しい光を受けて輝いた。

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