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特殊詐欺被害の未然防止、徹底を コンビニで訓練 河北署

詐欺被害者役の男性(右)に購入理由などを聞く店員(写真の一部を加工しています)

 河北署は18日、特殊詐欺被害防止の訓練を石巻市小船越のコンビニエンスストア「セブンイレブン河北インター店」で行った。

 河北地区防犯協会連合会桃生支部神取分会長の芋沢完次さん(74)が被害男性を演じ、女性店員2人が対応した。芋沢さんはインターネットサイト閲覧後、パソコンが故障し「修理のために5万円のプリペイドカードを買い、写真で送れというメールが来た」と説明。店員は「誰かに購入を頼まれたか」「有料サイトなどを未払いか」などの項目が書かれたチェックシートを提示し、一緒に確認。「一つでも当てはまれば詐欺の可能性がある。警察に相談しよう」と説得した。

 ともにアルバイト店員の神山澪(れい)さん(16)は「購入理由はプライベートな部分もあるので聞きづらかった」、佐々木凜香さん(22)は「詐欺だと納得してもらうのが難しい」と語った。

 芋沢さんは「詐欺と全く疑わずに来る人が多い。『絶対に詐欺ですよ』と強く伝えてほしい」と話した。

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