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(1035)夜々月の雫(しずく)や凝つて蔓(つる)ぶだう/溝口素丸(1713~1795年)

 「月の雫」というそれだけで幻想的な雰囲気がある。夜ごとに月の光が滴となって落ち、凝縮して葡萄(ぶどう)の一粒一粒になったのではないか、の意。葡萄に付いた朝露は葡萄を潤してみずみずしい色を透かしている…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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