子どもを支援　「ブックサンタ」、石巻地方も３書店参加　25日まで協力呼びかけ

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　クリスマスを前に、書店で本を買って困窮世帯などの子どもたちに贈る「ブックサンタ」の取り組みが全国に広まっている。石巻地方では三つの書店が参加。「あなたも誰かのサンタクロース」を合言葉に、子どもの思い出づくりに協力を呼びかけている。

　ブックサンタはＮＰＯ法人チャリティーサンタ（東京）が２０１７年、書店業界と連携して始めた。本の贈り先は生活困窮や被災など困難に直面する０～１８歳。書店で購入した本が団体を通じ、子どものクリスマスや誕生日のプレゼントとして贈られる。今年は全国１８６８の書店が参加する。

　書店で子どもにプレゼントしたい本を選び、購入時にブックサンタに参加する旨を店員に伝える。参加証に記されたウェブページで子どもたちの感想が読める。

　石巻市茜平４丁目の未来屋書店石巻店では、６日までに４７冊が集まった。売り場の壁にツリーを描き、贈られた本を紹介して取り組みをＰＲするほか、同店特製しおりをプレゼントしている。

　担当の雁部恵さん（４０）は「借りた本ではなく、自分のためだけの本をもらうのは心に残る特別な経験。贈った側もうれしくなる」と参加を呼びかける。

　２５日まで受け付ける。マンガや雑誌など一部対象外の本もある。石巻地方では他に、ヤマト屋書店ＴＳＵＴＡＹＡ中里店、ＴＳＵＴＡＹＡあけぼの店が連携している。