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(1080)ゆるやかに死ぬ海の鳥雪霙(ゆきみぞれ)/佐藤鬼房(1919~2002年)

 「死ぬ」を文語だと取ると、ナ変活用・終止形なので、「海の鳥」の前で「死ぬ。」と句が切れる。とすると、海を前に死を感じているのは作者。生きることは「ゆるやかに死ぬ」ことだと喝破している。そして眼前の景…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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