(1075)なにもかも手放してゐる大枯木/木暮陶句郎(1961年~)
枯木(かれき)とは枯死した木ではなく、冬季に葉を落とし枝だけになった木のことです。手放すとは、一度所有していた物を捨てたり、他人にあげたりして放棄することです。掲句を読んでふと、人間も同じような段階…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。