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(1081)雪の止(や)むさみしさよ木の姿して/斉藤美規(1923~2012年)

 雪が降りやみ、明るく開けた視界に冬木がたたずんでいます。この木は寂しさが具現化したものだというのです。確かに裸木には、物悲しさや心細さに共鳴するものがありますね。掲句は「雪の止む」で区切ってもいいで…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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