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(1084)雪嶺に鏡の奥といふところ/井越芳子(1958年~)

 はるか向こうにそびえる峰は雪を抱き、白く輝いています。冬の山という季語よりも遠く険しい姿です。その山に「鏡の奥」という場所があると詠んでいます。身近な鏡をのぞくと、自分が映り、後ろの物が映り、奥まる…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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