人身事故に備え初の合同訓練 阿武隈急行と宮城県警角田署
第三セクター鉄道阿武隈急行(福島県伊達市)と角田署は10日、角田市の阿武急角田駅で、人身事故発生に備えた合同訓練を初めて実施した。
約20人が参加。ホームから人が転落して列車にはねられたとの想定で、運転士や駅係員らは転落者の状態と乗客の安全を確認して警察に通報した。駆け付けた署員による現場検証に加え、阿武急側が車両や設備点検をした後、運転を再開させた。
角田署の松木崇晋地域課長は「初めての訓練で互いの手順を確認できた。事故発生時の連携強化につなげていきたい」と講評。阿武急の森剛運輸部長は「利用者に向けて、早期の運転再開を視野に入れなくてはならない。素早い対応を取れるよう警察との連携を図っていきたい」と述べた。
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