廃棄の竹刀で猫じゃらし「たのしんぼうプラス」盛岡の会社が2月22日に発売へ
猫用品の開発と販売を手がけるクロス・クローバー・ジャパン(盛岡市)が、廃棄される竹刀を再利用した猫の玩具「たのしんぼうプラス」を開発した。岩手県内の職人による手作りで機能性にこだわり、猫にも環境にも優しい猫じゃらし。「猫の日」(2月22日)に発売予定で、予約を受け付けている。
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同社の太野由佳子代表は猫用品の使い捨て化を懸念し、耐久性があり環境に配慮した玩具作りに着手。釣りざおの形状になっており、さおの部分には岩手県花巻市の剣道場で廃棄される竹刀を活用し、しなりを再現した。持ち手は木の端材を使い、軽量で強度のある製品が完成した。
安全性も重視し、本体にカバーを付け、破損やけがのリスクを軽減。ひもは約30種類の素材から、丈夫で当たっても痛くない高密度の綿を選んだ。
カバーと先端部分には、他製品を製作時に余った素材や切れ端を再利用。パーツは交換可能で、飽き性の猫も長く楽しめる。本体は花巻市の木工業者、布の部分は久慈市の縫製業者が担った。
太野代表によると、猫の室内飼育率は90%を超えるといい「遊びながら運動不足やストレスを解消でき、飼い主とコミュニケーションを取るための道具になればいい」と話す。
価格は4980円。同社の猫用品ブランド「nekozuki」のウェブサイトで予約を受け付けている。
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