(1135)夜のぶらんこ都がひとつ足の下/土肥あき子(1963年~)
季語「ぶらんこ」は、中国の春を迎える行事に由来するが、柔らかな風の中でブランコをこぐ姿は、まさに春そのものだ。高台の公園だろうか。ブランコに乗りながら見下ろす都会の夜景は、揺れにより視界がにじみ、街…
関連リンク
- ・(1134)マスクして人の怒りを見てゐたり/森賀まり(1960年~)
- ・(1133)デザートの花びらは薔薇(ばら)春みぞれ/島貫恵(1960年~)
- ・(1132)寒すばる童話も言葉惜しみあり/中根美保(1953年~)
- ・(1131)皿小鉢洗へる音や春障子/岩田由美(1961年~)
- ・(1130)すみれそよぐ生後0日目の吐息/神野紗希(1983年~)