(1132)寒すばる童話も言葉惜しみあり/中根美保(1953年~)
冬の夜空に青白くにじんで光る「寒すばる」は、六連星とも呼ばれ、星空の静寂の象徴のように親しまれてきた。一方で、「童話」は人間の温かみや想像力から生まれ、少ない言葉で物語を紡ぐことで深い余韻を残す。そ…
関連リンク
- ・(1131)皿小鉢洗へる音や春障子/岩田由美(1961年~)
- ・(1130)すみれそよぐ生後0日目の吐息/神野紗希(1983年~)
- ・(1129)あんぱんのあんを見て食ふ二月かな/阿部青鞋(1914~1989年)
- ・(1128)燗酒(かんざけ)やいつもどこかにあるいたみ/細谷喨々(1948年~)
- ・(1127)薄氷のまはりの水に流れあり/染谷秀雄(1943年~)