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(1137)ここに来るまでの寒さを言い合える/宇多喜代子(1935年~)

 具体的な物はありませんが、場面が見えてくる句です。私が思い浮かべたのは、冬の日の待ち合わせでした。コートを着込んだ2人が落ち合うと、せきを切ったように話し出します。来るまでの寒さや天気のこと、体調の…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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