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「原子力明るい未来のエネルギー」 福島・双葉のPR看板の支柱を撤去

撤去される前の看板=2015年4月、福島県双葉町

 「原子力明るい未来のエネルギー」など四つの標語が記され、東京電力福島第1原発と立地自治体である福島県双葉町の共生の象徴だった「原子力PR看板」のフレームと支柱が31日、同町で解体された。修繕に多額の費用を要するとして、所有する町が廃棄を決めていた。

解体されたPR看板の支柱。「交付金事業」と記載されている=31日、福島県双葉町の旧役場庁舎敷地内

 1988~91年に町内2カ所に設置された看板のフレームは縦約2メートル、横約15~16メートルで、1字ずつ文字板を取り付けるタイプ。31日の工事では重機で細分化され、町内の仮置き場に搬出された。老朽化に伴い、事故後の2016年に現地から撤去され、旧役場庁舎敷地内で保管されていた。

 この日、標語の考案者で、実物の保存と展示を求めてきた町出身の自営業大沼勇治さん(49)=茨城県古河市=が旧庁舎を訪れ、解体を見届けた。「考案当時は誇らしく、看板がある町の姿が私の原風景。解体に伴い、原子力の町の幕も下りた感じがする」と語った。

 看板の文字板は県の東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)に保管され、看板のレプリカが展示されている。

解体されたPR看板のフレーム=31日、福島県双葉町の旧役場庁舎敷地内

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