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(1170)花粉の日 鳥は乳房をもたざりき/富澤赤黄男(1902~1962年)

 花粉の日は作者の造語だと思いますが、私は春の杉花粉がもうもうと立ち込める一日を想像しました。あるいは小さな花のイメージでしょうか。そこは読者に委ねられています。一緒に並べているのは、鳥は乳房を持って…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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