障害理解、アートで啓発 東松島・住民組織がイベント 来場者と交流

東松島市赤井で子ども食堂を運営する住民組織「だんらんかぞく」は13日、障害や障害のある人に対する理解を深めてもらうイベント「アート&マーケット」を同市赤井の柳北地区センターで初めて開いた。
東松島市のデイサービスセンターを利用する男性が人工知能(AI)を用いて描いたイラストの展示や実演のほか、視覚障害者と支援者らでつくるNPO法人「一歩を楽しむ石巻」が、盲導犬との触れ合いコーナーを設け、来場者と交流した。
会場には、キャンドルやビーズアクセサリー作り、駄菓子の販売といったブースも並べ、子どもたちも足を運んだ。同市赤井南小5年の打越絢斗さん(10)は「AIで街や車など、かっこいいイラストができるのがすごい」と喜んだ。
アート&マーケットの開催はだんらんかぞくの昆野美津子会長(67)が、昨年市内で開かれた住民同士の交流イベントに参加したことがきっかけ。障害があっても頑張っている人がいることを、子どもを中心とした住民に知ってもらう機会をつくろうと企画した。
昆野会長は「ハンディのある人が自分の近くにいるということを知ることはとても大切。最低年1回はイベントを開き、思いやりに包まれた地域にしていきたい」と語った。

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