福島沖 宮城の底引き網船が来月操業へ 両県関係者が合意

 福島県漁連などは22日、東京電力福島第1原発事故の影響で試験操業が続く同県沖で、宮城県の大型底引き網船が来年1月に操業を始めることを明らかにした。福島県沖で他県の底引き網船が操業するのは原発事故後初めてとなる。

 同県北部の水深700メートルより深い場所を漁場にすることで、両県の漁業関係者が合意した。福島県沖で操業した際は他の海域で漁をせず、漁獲した魚介類を対象に福島県で実施している放射性物質の自主検査と同様の検査を行う。

 両県の沖合底引き網船は原発事故前、互いの県沖で漁をしていた。原発事故を受け、福島県漁連は同県沖での漁自粛への協力を他県の関係機関に要請。2012年6月に始まった試験操業は継続中だが、20年3月には全ての魚種で出荷制限が解除された。

 福島県漁連は来年4月を目標に、本格操業への段階的な移行を目指して準備を進めている。野崎哲会長は取材に対し「今回の再開をきっかけに福島の船も他県に入っていけるようにしていきたい」と話した。

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